スリランカ人 恋愛への考え方
スリランカはインドの南にある島国です。
中国福建省の東側にある島が台湾であるのをイメージするとわかりやすいと思いますが、インドの南側にある島がスリランカですね。
かつて、4世紀に渡り、ポーランド、オランダ、最後はイギリスの植民地として西側諸国の支配下にありましたが、第二次世界大戦後にイギリスから独立をした、まだ新しい国がスリランカです。
正確に言うと、現在でもイギリス連邦の自治領として独立していますので、イギリス連邦の加盟国になります。
意外と知られていませんが、このスリランカを含め、現在でもイギリス連邦の加盟国と言うのは、イギリスを含め53カ国あり、南アジア周辺ですと、パキスタン、インド、バングラデシュ、マレーシア、シンガポール、ブルネイがイギリス連邦加盟国となります。
スリランカ人男性の恋愛傾向
スリランカは仏教国であり、挨拶など礼儀が重んじられる国ですので、そのあたりの礼儀はしっかりしている男性が多いようです。
子供好きな男性が多く、誰かと接する時にはまず相手の子供が元気かを尋ねてくれるような傾向にあります。
仏教国としての歴史から、カースト的な身分差別意識もありますので、職業に対しては選り好みが激しいようですね。
例えば掃除や洗濯関係の仕事などに対しては、とても卑しい仕事として捉えており嫌いなようです。
そしてスリランカ人の男性は、肉体労働よりもホワイトカラー系の仕事、つまりデスクワークや事務仕事に憧れを抱いています。
そのくせ、あまり勤勉とは言えず、誰も見ていないとすぐにサボる傾向も見え隠れします。
日本人と比較すると、あまり仕事熱心には見えず、仕事をサボって仲間と話し込んでしまったり、お喋りしていることが多いのだそうです。
長い間西側諸国の植民地として存在していたためか、このような傾向にあるようです。
スリランカ人女性の恋愛傾向
スリランカ人女性についても、やはり仏教国であるためカースト制度的な差別意識が根強く残っていて、スリランカ人の女性は、身分的に男性よりも下に見られています。
そのため、表面的にはでしゃばらず、男性を立てる性格を持っています。
男性に敬意を払い、従順で逆う事なくしっかりと働く女性が多いようです。
また、お酒を飲むことを許されておらず、いろいろと自由に制限をかけられているのが、スリランカ人の女性です。
このような背景がある為か、スリランカ人女性はとても芯が強く、明るく、女性だけの場においては、噂話やおしゃべりに花を咲かせるようですね。
スリランカ人の女性には、まだまだ自由恋愛が許されておらず、結婚は階級がつりあっているか、あるいは占星術による相性によって決められてしまいます。
このように聞くとしっかり働く女性をイメージされるのではないかと思いますが、カースト制度の考え方から、スリランカ人の女性に掃除や洗濯を、仕事として頼んではいけません。
なぜかと言うと、それらはとても卑しい仕事と考えられているため、激しく反発するか泣き出してしまうことでしょう。
スリランカ人の結婚に対する傾向
スリランカ人の恋愛自体がこのような宗教的背景を持つことから、男女の交際はそのまま結婚に結びつきます。
まだ自由恋愛の考え方が根付いていないのです。
だから男女の恋人関係については、そのまま結婚前提でという受け止め方になります。
面白いのは、男女の交際は表立ってするものではなく、人目を忍んでするものと考えられています。
道端でキスをしたり抱き合うといった、自由恋愛国の動作についてはもっての他、という雰囲気が漂っています。
どちらにしろ自由に恋愛できるといった環境は整っておらず、恋愛はストレートに結婚に結びつくとお考えください。
また、スリランカではほとんどがお見合い結婚で、近年では自由恋愛による結婚も増えてきたとは言うものの、まだまだ少ないようですね。
そして、結婚の際は、親達が結婚相談所に行きまして、こちら側と相手側の釣り合いを見て、占星術で相性を診断してもらってから、お見合い結婚になることが非常に多いです。
さらには、結婚の際には、花嫁側がたくさんの財産を用意しておかないといけないという習慣もあります。
また、結婚後は、相手の親達と密接な関係になり、多くの場面で助けてもらったり、援助を受ける立場になりますから、親戚づきあいも非常に大変になってきます。