中国人の基本的な性格・特徴

東アジア

中国人は、まず、第一に特徴的なのが、「中国こそが世界の中心」という中華思想です。
世界各国のどの国の人たちも、自分の国が世界の中心と思っていますが、中国人は、その考えが非常に強いのです。
そのため、国境をどんどん広げていこうという思いがあり、周辺諸国と領土問題で、いつも揉めているのです。

また、中国人は、人間関係を非常に重視し、自分に関係のある人は、非常に大切にするし、血のつながりもとても大事にします。
さらには、出身地が同じであっても、それだけで仲良くなってくれます。
しかしながら、全く関係のない人に対しては非常に冷たく、赤の他人に対しては、存在そのものを認めていないのではないかと疑いたくなるくらいです。
したがいまして、基本的に、電車やバスで他人に席を譲ることはないし、行列に並んでいても、どんどん横から割り込んできます。
そして彼らは、「割り込まれる方が悪い」と考えています。
さらには、ウソをつくことについても、日本人と比較すると、あまり罪悪感を持っていません。
この場合も、「騙された方が悪い」という考えなのです。

中国では、長い戦乱の歴史の中で、策略や兵法、智謀が発達してきましたので、このような伝統も原因の一つになって、「騙された方が悪い」という考え方になっているようです。
ただし、一方で、中国人は情に厚いので、一度、友達になってしまえば、非常に大切にしてくれます。
遊びに行くと、とても歓迎してもてなしてくれますし、困っていれば助けてくれます。
情にとても厚いため、苦労してでも友達を助けてくれますし、それが当然と考えているようです。

なお、1979年から2015年まで導入された一人っ子政策の影響で、中国には一人っ子が大幅に増加しました。
子供が一人のため、両親から深く溺愛されて育ち、自分の事しか考えず、甘えたで利己的な大人になった人も増加したと言われています。

一人っ子は、性格的にマイペースでマイルールが多く、他人には厳しい傾向があり、その場の空気を読もうとしないところがあります。
しかしながら、一人っ子は家族の絆を大切にし、自己肯定感が強くて情緒が安定しているというプラス面も持っています。

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