ギリシャ人の基本的な性格・特徴

東ヨーロッパ

ギリシャは、エーゲ海、イオニア海、地中海に囲まれたヨーロッパ南東の国です。
地中海性気候であり、夏は暑くて乾燥し、冬は暖かくて湿気がある、とても住みやすい気候です。
オリーブなどの農産物もたくさん収穫しています。
地中海文明のルーツであり、歴史的に、全世界の文化に大きな影響を与えてきました。

そのため、ギリシャ人は、自分の国の文化に強い誇りを持っており、自分たちこそが世界の文化のルーツだという高いプライドを持っております。

しかしながら、その高いプライドの反面、経済面では、輸出できる商品が少なく、慢性的な国家的赤字が続いており、2010年には、ギリシャ国家による財政赤字の隠蔽が明るみに出て、2014~2015年には債務不履行(デフォルト)の危機にも見舞われました。

輸送業、観光業、移民の送金で経済をまかなっていますが、身の丈に合わない年金制度、拡大を続けた大きな政府、増えすぎた公務員(人口の約25%)、脱税や税務署職員の汚職の蔓延にて、巨額の財政赤字に陥ったのです。
税金がきちんと納められず、収入が少ないのに、年金や公務員給与で莫大な支出を続けていれば、そりゃ、赤字にもなりますよね。

残念ながらギリシャでは人種差別が横行しており、経済危機が始まってからは、不満の捌け口として、さらに人種差別が激しくなってきています。

ギリシャの宗教については、ギリシャ正教会が主となっており、基本的には、キリスト教の国と言っていいかと思います。

また、スポーツにおきましては、オリンピック発祥の地ですから、非常に盛んであり、特に、ギリシャ国民には、サッカーやバスケットボールが大人気となっております。

さて、ギリシャ人の性格ですが、とにかく陽気で人懐っこくて、いつもしゃべりまくっています。
一部を除いては、人種的な偏見も持たずにオープンかつフレンドリーに接してくれます。
あらゆる物事を大げさに話し、しゃべらない人は嫌われます。

さらには、この世界の中心は自分だと考えていますから、ギリシャ人と接する時は、相手の自尊心や名誉を傷つけないように、くれぐれも慎重になる必要があります。

また、約束に対しては、非常にルーズであり、時間は全く守らないし、平気で嘘をつきます。

ギリシャでは、嘘をつくことはそんなに悪いこととは考えられていないので、非常に気軽に嘘をついてくるのです。

何か問題が起こったら、口先で解決しようとするから、嘘をつきまくります。

したがいまして、日本人と比較すると、約束や言葉の信頼性については、非常に低い国と言えるでしょう。

しかしながら、親切心や愛情は深いですから、約束や言葉は信用できなくても、その心の温かさには感銘を受けることでしょう。

さらには、ギリシャ人は、身内や親戚縁者との結束が非常に固いです。
また、ギリシャ人は、非常にパーティが好きで、頻繁にパーティを開催します。

ちなみに、お隣のトルコ人とは過去に侵略された歴史があるため、仲が悪かったりします。

ただし、ギリシャにも色んな人がおり、性格を一概には言えませんので、あくまでも傾向性としてお読みください。

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