香港人 恋愛への考え方

東アジア

香港人という言い方には補足が必要ですよね。

なぜならば香港、澳門、台湾、その全ては既に特別行政区という扱いながらも「中国」だからです。

香港は中国広東省深圳市に隣接した半島と香港島から構成される地域のことを指しますが、1997年イギリスから中国へ返還されたばかりであり、澳門も同様に1999年にポルトガルより譲渡され中国の特別行政区となりました。

国と言う単位で言うならば香港は中国ではありますが、政治も違えば通貨も違います。

イギリスからの返還時に50年間(2047年まで)は、1国2制度を条件としている為です。

よって深圳より香港へ行くには、同じ中国人と言えども週に1日と決められており、旧国境ではゲートでの検査を受け香港へ入らなくてはなりません。

そこでこのサイトでは、あえて香港人という名称で、中国とは分けて解説する事にしました。

香港人男性の恋愛傾向について

香港人男性は女性に優しく、物腰も柔らかで細やかな心配りもでき、レディファーストが徹底していると言えます。

これはイギリス領として、西側諸国、そしてアメリカとの交流が深かった香港だからこそのレディーファーストとも言えますが、それは女性が強く生きられる社会でもあり、香港人女性の強さを見事に支える男性像なのかもしれません。

見方によっては女性の尻に敷かれているのではとも取れるそうですが、アジア人としては、自然に女性には優しく、気配りができるという点としては、羨ましい限りですね。

但し、香港は世界金融の中心地ともいえる場所であり、女性の社会進出も目覚しいところですので、強い男性と単に女性の尻に敷かれる男性とで分かれますので、その見極めは必要です。

良い男性とめぐり会えればお姫様の様な暮らしになりますが、そうでない男性であった場合には、女性が働いて男性を支える目にあってしまう可能性もあります。

香港人女性の恋愛傾向

このような特殊な環境化にあった香港人女性は、日本人女性と比べますと驚くくらいに気が強く、プライドも高い女性が多いようです。

何の悪気もなく高慢な態度、高飛車な態度に出ることも多く、男性のレディファーストが当たり前だと考えている傾向にあるようです。

だからたとえ香港人女性に親切にしても、それに対する挨拶やお礼も無いという事も多いようです。

恋愛に関しては非常に嫉妬深いので、思っているだけでは無く、日々しっかりと言葉や態度で愛を伝えるようにしましょう。

見た目はアジア人ですが、育った文化自体は西側諸国の影響色濃いプライドを持った女性として、些細なことでも相手に明確な意見を言うようにした方が、お互いに上手く関係を保てるかもしれません。

「このくらいは言わなくても良いのでは」という考えが最も良くないので、それは日本人とは大きく違う所です。

香港人女性のプライドの高さの背景

香港人女性が、なぜこんなに気が強くてプライドが高いのかと言うと、歴史的な背景を知らなければなりません。

1945年に中国が共産主義国家となった時、大陸より大量の難民が香港に流れ着いてきました。

これは正しく命懸けの逃避行であり、そのとき以来女性の数が少なくなったため、女性の存在がとても大事にされたという歴史が香港にはあります。

そこに西側諸国の影響を受けるのですから、香港人女性は社会進出も早くから経験し、必然的に気が強くプライドが高い人格が出来上がってきたとも言われています。

香港は女性でも社会に出てたくましく生きていく事が出来る地区でもあり、実際に組織の重要なポストや社長になったりする女性も多くいるのです。

また、香港人女性は貧困層を除いて基本的に家事はしない女性が多いようです。

先日、香港における家政婦(ハウスキーパー)の賃金改正がありまして、2018年9月現在で、家政婦の最低賃金は月に20万円となりました。

この家政婦とは主にフィリピンから出稼ぎに来ている女性達であり、益々メイドとしてフィリピン人の香港進出は増えていきそうですね。

香港人の結婚に対する傾向について

それでは香港人の結婚に対する傾向はどのように考えておけば良いのでしょうか。

香港人と恋人になる事自体は出会いがあるならば、普通と何ら変わりはありません。

でも結婚となると相手の家族が関わってきますから、当然の事ながらどのような育ち方をしてきたのかは知っておきたい所ですね。

男性も女性も、香港と言う世界でも類を見ない人口過密地域で、貧富格差のある中で育ってきているのですから、下衆な言い方にはなりますが、将来においてその人とパートナーとして、その人の家族を含めて知っておくべきでしょう。

できればすぐに結婚してしまうのではなく、西側諸国に見習って同棲生活から始めた方が良いと思います。

香港は男尊女卑の様な考え方は全く無い社会と言えますので、まずは自分自身が自立しておくことが大事であり、経済的に頼りきってしまう関係になら無いように気をつけましょう。

まず同棲生活からはじめて相手を良く知ってから、結婚に踏み切っても遅くはないでしょう。

香港人と結婚すると家族親族との関係がとても面倒だという話も聞きますので、自身が自立し香港的なしきたりを受け入れられるのかを十分に検証してから、自分自身が精神的、肉体的強さをしっかり持っているか、自分に問うてみる必要もあるでしょう。

国としては中国にはなりますが、僅か10km程度離れた中国深センとは明らかに違う事を知っておくべきでしょう。
wifi環境、決済方法(つまりWeChatPayかAlipay)など、とても同じ国とは思えないほど、現在でも違うのです。

昨今の社会情勢から読み解けること(2019年8月追記)

この追記を書いている今、香港では大規模なデモが起きています。

このデモは香港が本来持っていた自由民主主義を守るためのデモとも言えるのですが、従来のデモとは違い、ネットを活用し主催者不在の近代デモの典型とも言えるため、中国共産党としても中々抑えられない状況となっています。

このような動向からも、香港の人々が中国共産党の支配をそのまま受け入れていない事が見え隠れします。

すぐ隣に急成長を遂げた中国深圳があるにも関わらず、やはり旧国境ゲートを超えて深圳へ行く人が少ないのは、香港と中国の違い、そして香港人と中国人の違いが如実に表れていると言っても良いのではないでしょうか。

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