イタリア人の基本的な性格・特徴

南ヨーロッパ

古代ローマの中心地であり、歴史的に見ると、非常に諸外国に影響力の強かった国ですよね。
そんな歴史的な背景があるのでしょうか、イタリア人は、概して、おおらかで楽天的で陽気であり、余計な心配はしないし、いつも「何とかなるさ」と思っています。
そして、自分たちの国と文化に誇りを持っています。
また、義理と人情には厚く、友情を大切にし、プレゼントなども大好きです。
食べることやワインを飲むことも大好きですね。
そして、いつもニコニコしています。

もちろん、イタリア人と言っても、色んな人がいますから、一言で、こんな性格と言えるわけではありません。
それでも、大まかにいうと、楽天的で陽気であり、義理人情に厚いのです。
結構、おしゃべりも好きな人が多いです。

なお、イタリアにはカトリックの総本山バチカンがあり、イタリア人の約9割が、カトリック教徒だそうです。

基本的に、人生とは、「明るく陽気に楽しむもの」ととらえられており、付き合っていて、とても楽しい人たちです。
彼らは、仕事そのものに喜びを見出すのではなくて、遊ぶために仕事をしています。
なお、イタリア人の8割が、自営業を営んでいます。

ちなみに、北イタリアになるほど、やや閉鎖的な性格になり、南イタリアになるほど、開放的で、陽気になります。

北イタリアは、陸続きで諸外国と接しており、諸外国からの侵略や攻撃も多数ありましたから、そのような歴史的背景が、閉鎖的な性格を生み出したのかも知れません。

逆に、南イタリアは、地中海に面しており、特産物も多く取れて、海洋的な陽気な気分が醸成されたのかも知れません。

なお、イタリア人は、基本的に楽観的で開放的ですから、陰険なタイプや、根に持ったり恨んだりする人は非常に少ないです。
また、自らの命を絶とうとする者も少なく、それが原因で亡くなってしまう人は、日本のおよそ3分の1くらいです。
ただし、楽観的で開放的で、細かいことは気にしない反面、自分勝手であり、自分の責任を認めずに言い訳ばかりします。

また、自分の家は、すごくきれいにしているのに、公共機関は、ことのほか汚くて、汚れています。
これも、自分勝手な性格の表れなのかも知れません。

電車やバスは、時間にルーズであり、平気で時間に遅れますし、イタリア人と約束をしても、その期限を守らないことが多いです。
驚くべきことに、電車やバスには、時刻表がありません。

そして、イタリア人が最も大切と思っていることは、食べること、しゃべること、踊ること、歌うこと、恋をすること、サッカーです。

このことは、イタリア人の性格を如実に物語っていますよね。
要するに、人生を楽しみ、謳歌するのが上手ということなのです。

このあたりは、我々日本人も、見習うべきところではあります。

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