スリランカ人の基本的な性格・特徴

南アジア

スリランカは、インドの南東にある島国です。
もともとはイギリスから自治領のセイロンとして独立しましたが、やがて、スリランカという国名になりました。
人口は、約2000万人ですから、日本の人口の約6分の1くらいでしょうか。
注目すべきは、国民の70%以上が、仏教徒であるということです。

したがいまして、スリランカは仏教国であり、スリランカ人の性格は、仏教から大きな影響を受けて形成されています。
ただし、残りの30%には、ヒンドゥー教徒やイスラム教徒、キリスト教徒も存在しています。

また、19世紀から20世紀にかけて、イギリスの植民地となっておりましたから、イギリス文化の影響も受けております。

気候は、熱帯性であり高温多湿です。
気温も平均して27~28度ありますから、非常に暑い国とお考えいただくとよいでしょう。

一人当たりのGDPは、世界平均の30%ほどの水準ですので、日本と比べると貧しい印象がありますが、南アジアの中で考えますと、経済は発展している国です。
貧困層も、国民の約1割だけですから、なかなか豊かな国と言えそうです。

何と言いましても、熱帯性の気候を利用したお茶や天然ゴム、コーヒー、砂糖などの農作物の収穫が多いです。

また、スリランカでは識字率が90%以上もあり、非常に高い水準です。
したがいまして、スリランカは教育熱心で、スリランカ人も教育を受けた賢い人が多いのです。
全ての子供に9年間の義務教育を適用しております。

では、スリランカ人の性格は、どのようなものでしょうか。

もちろん、一概には言えませんが、一般的なスリランカ人について、大きく見ていくことにしましょう。

スリランカ人は、非常にフレンドリーでいい人が多く、気さくに話しかけてきます。
しかしながら、話をすることは好きなのですが、プライドが高く見栄っ張りで、頑固ですから、こちらが何かを指摘しても、自分の間違いを認めることはありません。

また、頭が良く、とても賢くて、ずるいことを考えることにも長けています。

さらには、占いを信用し、日常生活においても、とても重要視しています。

そして、困ったことに、お金を借りても返す気がなく、返さなくてもいいと考えている人が多いです。

しかしながら、上下関係に厳しく、家族を愛する人達が多いのもスリランカ人です。

スリランカでは、上下関係がはっきりしていて、仕事においても、家族においても、学校においても、きちんと序列に分かれています。

また、家族においては、父親が一番偉く、母親や子供は従順に父親に従うことが求められます。
妻や子供は、父親には逆らうことはできないのです。
そして、年長者を敬い、年上の人が偉いと考えられています。
学校現場においても、教師の権威が強くて、子供達は先生の言うことをとても良く聞きます。

このあたりは、昔の日本に似ていますよね。

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