フィリピン人 恋愛の考え方

東南アジア

フィリピンの人々は、首都圏と地方ではだいぶ気質が違ってきます。

これは島国であるという事と、複数の国からの支配下にあった歴史からそのようになってきたとも言えそうです。

首都圏であるメトロマニラでは貧富の差が激しく、近代化された街並みに沿うように貧困層の住居が見え隠れします。

経済発展が著しいのはメトロマニラ圏であり、地方も発展はしているものの首都圏とは比較になりません。

基本的にはそのような事情もあり、圧倒的に貧しい層が多い国ですので、近所がみな家族といった、ある意味懐かしい家族形態やご近所づきあいが、地方へ行くほど残っていますし、日本人にとってフィリピンの田舎はとても暖かく感じるはずです。

フィリピン人全般に言える傾向

フィリピンは首都圏も地方都市にも、無職でフラフラしている男性がたくさんいます。

これは、今だ言われ続けているフィリピンの雇用状況の難しさなのですが、フィリピンは基本的に学歴社会のため、学歴がないと、男性はなかなか仕事にありつけないのです。

またフィリピンは女性が強く、アジアではタイ同様の女性社会であるため、女性が働きに出て男性は家で遊んでいたり、子育てをしたりといった、日本人とは全く逆のパターンが多く見受けられます。

タイとの違いで比較するならば、宗教的な違いからくるものが最も大きいと言えますが、それ以外には歴史や徴兵制度の有無などからくる違いもあると言えそうです。

フィリピンと言う国は他国による支配の歴史ともいえるため、そこで重宝されてきた女性が強くなったとも言えるかもしれません。

学歴社会であると言う点からも、フィリピンの教育水準はアジア諸国の中でも高いほうと言えるのですが、ここで重要な問題があり、それは家族みんなの教育水準が高いという事ではなく、家族の中の1人あるいは数人が高学歴となり、職を得て家族を養っていくという構図が、地方へ行くほど目立ちます。

フィリピン人男性の恋愛傾向

つまりフィリピン人の男性は女性に養ってもらっているケースもまだ多く残っており、それは地方へ行くほどその傾向は見られます。

その結果日本で言うと、かかあ天下が当たり前の状況になっていて、父親は存在感が非常に薄いのです。

このような環境もあり、フィリピン人の男性は優しいけれど威厳はなく、それでいて女性を常に尊敬し立てることを忘れません。

また、花束を女性にプレゼントするのが習慣になっている事も考えますと、女性に対しては情熱的でとても優しい男性が多いと言えます。

但し、そこには経済的な力強さや自立心はなく、もしろ逆で女性が働き稼いでくることに対して何も抵抗感がなく、よく言えば純粋に女性に尽くすと言った心理的傾向はありそうです。

フィリピン人女性の恋愛傾向

フィリピン人の女性の恋愛に対する傾向ですが、何よりも際立っているのが家族愛に対する優先度ではないでしょうか。

フィリピン人女性は、家族や旦那のために身を粉にして働く事を厭わない気質を持っていると言えます。

但し、これは女性が強い社会で生まれ育ってきた事にも起因する傾向と言えますが、女性が働くことにとても積極的であり、家族の中においても稼ぎのある者が、稼ぎの無いものに対して養っていくという構造が幼少期より染み付いたことによる、やむを得ない状況下で自然と身についてきた気質とも考えられます。

それをフィリピン人女性は愛情が大きいと表現する日本人は多いのですが、それは大きな勘違いです。

貧困を経験してきた国々の人達は一様にどの国でも家族愛は大きい、いや全世界的に見てもフィリピン人女性特有の気質とは言えません。

単に貧富の差から生み出されたやむを得ない構図で、女性が家族を守ろうとする姿勢が際立って目立ってしまったのが、フィリピン人女性と言えるのではないでしょうか。

愛情深さや嫉妬深さについて大きいのは万国共通と言えますが、気性の激しさについてフィリピンが島国である事から、表面上の陽気さに反してアジア全般の中では、むしろ大人しい方ではないでしょうか。

この表現については、日本人を基準にすると気性の激しさを指摘する声もありそうですが、アジア全般の女性という視点で言うと、大人しい方だと言えます。

フィリピン人が他のアジア圏の人達と違う点

フィリピン人女性はアジア全体の中で常に上位ランクされるほど、世界的な人気があります。

当然近隣国である日本人にも人気がありますが、強国の支配下で生まれてきた混血児達の容姿であったり、陽気な気質は大きいと言えます。

特にアジアンビューティーの代名詞とも言える、とても綺麗な女性はフィリピンに多く存在していますし、これは皮肉にも西側諸国とのミックスの賜物とも言える傾向です。

本来フィリピンと言う国のルーツはインドネシア等の大陸から流れてきた民族の集まりとなりますため、アセアン諸国の人達と何ら変わらない見た目なのですが、代表的な混血としては、スペイン人とのミックスですね。

これはアジア諸国を代表してと言っても良いくらいに美しい女性はフィリピンに多くいる事も事実です。

そして何よりも大きな違いと言える点が「英語」が公用語である国だという事です。

実は、英語を公用語とした事で、英語圏の人達ととても似たような明るさや表現力が同時に身についた国民性と言えます。

中にはラテン系のノリ、陽気なフィリピーナなどと表現されるケースもありますが、本来ラテン系とはヒスパニックの事であり、フィリピン人とは全く別物です。

しかしアジア圏においては、ずば抜けた陽気さを持ち、それは日本人のような鎖国的歴史のある国の民族からすれば、新鮮に感じるところかもしれませんね。

フィリピン人女性に対して日本人男性が注意すべき点

現在、在日フィリピン人は、中国人、韓国人に次いで3番目に多く、2017年時点で25万人になります。

それに次いでベトナム人が23万人となっています。
(※)2018年6月時点で既にベトナム人の人数がフィリピン人を上回りました。

そのため、日本人にとってはとても馴染みの深い国民であるとも言えるのですが、他の記事でも触れましたように、日本にいる陽気なフィリピン人達と触れ、フィリピン人に「ハマって」しまう日本人男性は後を絶ちません。

しかし、日本人的な発想の男性を立てると言った気質をフィリピン人女性が特別に強く持っているわけではありませんし、むしろアジア圏全般の中でも発展スピードの遅いフィリピンという国の社会的な背景を考えますと、日本を含めた先進諸国や発展し続けているアジア諸国の女性達よりも、自立できない国民が多くいるという事であり、そのような人達が海外へ出稼ぎに出ているのだという事を忘れてはなりません。

フィリピンと言う国の歴史と本質を勘違いしてしまうと、フィリピン人女性の本質が見えてくることはありませんから、それが残念ながら日本人とフィリピン人の世界でも類を見ない、高い離婚率へと結びついてしまっていると言えるのではないでしょうか。

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